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αβT細胞療法
リンパ球のひとつであるT細胞を使った治療法です。
抗腫瘍効果の強い細胞であるT細胞を体外で活性化し、体内にもどす治療法です。
長所 1
- 短期間で細胞を増やすことができる。
—2週間で約4000倍の数に増える。
長所 2
-
制御性T細胞(免疫を抑制する細胞)を減少させる。
がん腫瘍組織内では制御性T細胞が多数産生され、活性化されています。制御性T細胞は、樹状細胞などの抗原提示細胞の働きを抑え、細胞障害性T細胞の抑制、破壊を行います。
これによりがん細胞の発達、増大が進みます。
つまりがん細胞は制御性T細胞を使って、本来備わっている腫瘍に対する免疫を抑え込みます。(免疫逃避と呼びます)
αβT細胞療法を導入することにより、この制御性T細胞を抑え込み、より抗腫瘍免疫が作用しやすく環境を整えます。