NKT細胞療法

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NKT(Natural Killer T)細胞療法とは
“新しいがん免疫細胞治療“

NKT(Natural Killer T)細胞療法とは“新しいがん免疫細胞治療“
  • 理化学研究所で開発された新しいがん治療です。
    同研究所発の理研免疫再生医学(株)と提携し、NKT細胞治療をお届けします。
  • 厚生労働省先進医療Bでの臨床試験が実施されたNKT細胞標的治療の技術を基礎に開発された自己免疫細胞療法です。

NKT細胞療法の優れた点

1. 全ステージ、多くのがんの方に治療可能です。
2. からだにやさしい治療
—ご自身の血液を使用するためほぼ副作用はありません。
3. 抗がん剤治療後の方や緩和ケアを検討されている方も治療可能です。
4. 標準治療との併用が可能です。
—抗がん剤や放射線治療との併用が可能で標準治療を中止する必要がありません。
5. 理化学研究所発の医療技術企業「理研免疫再生医学」と提携し、NKT細胞治療を提供します。

NKT細胞とは

NKT細胞は1986年千葉大学の免疫学の研究者によって発見された細胞です。NKT細胞という名前の由来はNK細胞(ナチュラルキラー細胞)とT細胞の両方の性格をあわせ持つためです。

私たちの身体の中には少数(リンパ球の0.1%以下)しか存在しませんが、強い抗腫瘍作用をもっています。直接がん細胞を殺すだけではなく、IFN-γ(インターフェロン-γ)などのサイトカインを分泌し、NK細胞やT細胞の機能を強化し、間接的に抗腫瘍効果を表します。

そこで、このNKT細胞をがん治療に応用して、患者さんの血液を取り出し試験管の中で増やしてがんの患者さんに投与する治療法が始められています。

NKT細胞によるがん細胞への攻撃方法の長所

直接攻撃

がん細胞がT細胞など免疫細胞からの攻撃から逃げるために、MHC分子(Major Histocompatibility Complex; 主要組織適合性複合体)を発現していなくてもがん細胞を直接攻撃できる。

間接攻撃

1. IFN-γ(インターフェロンガンマ)を分泌し、

・ NK細胞(ナチュラルキラー細胞)を活性化し腫瘍を攻撃する。
・ 細胞障害性T細胞を活性化し、がん細胞への攻撃を強化する。

2. 攻撃の司令塔である「樹状細胞」を成熟させ、細胞障害性T細胞へがんの情報を伝達しやすくする。

NKT細胞治療の流れ

1.相談
2.初診・採血
3.細胞培養
2週間
3.1回目 治療(皮下注射)・診察
2週間
2回目 治療(皮下注射)・診察
2週間
3回目 治療(皮下注射)・診察・血液検査
2週間
4回目 治療(皮下注射)・診察
2週間
5.診察・血液検査

※4回治療が1クールとなります。
病状により追加治療を実施する場合があります。

理化学研究所と千葉大学が連携して開発したNKT細胞標的治療(免疫機能活性物質/樹状細胞)は、下記のように紹介されています。

「17名の進行肺がん患者の方々(第IIIB、IV期あるいは再発症例)にご協力いただき、 第1相・第2相臨床試験を終了しました。平均余命6ヶ月と言われる標準治療終了後の進行期肺がんあるいは再発肺がんの場合で、 免疫反応の得られた60%の患者さん(10例)の生存期間中央値は31.9ヶ月で、症例全体でも生存期間の延長(19ヶ月)が認められました。 この結果は症例数が少なくまだ研究段階の成績ですが、これはアジュバント免疫細胞療法が有効である可能性を示しています。」
https://www.ims.riken.jp/projects/pj02.php

代表

06-4867-1923

がん免疫細胞治療 専用ダイヤル

06-4867-1925